こんにちは、AZ3です。
日本で1番人気の高いスポーツイベントといえば、やはりオリンピックですよね。
世界的な知名度ならFIFAワールドカップの方が上ですが、日本での人気はオリンピックが勝ります。
オリンピックではあまり見慣れない珍しい競技も、正式種目に選ばれています。
「こんな面白い種目があったんだ!」
オリンピックで、スポーツ観戦の楽しさに目覚めることもよくある話ですよね。
ところで私たちゲーマーがよく観戦しているeスポーツが、オリンピック種目になる可能性はあるのでしょうか?
「スポーツ」という名前が付いているので、期待せずにはいられませんが……。
そもそもオリンピック種目の決め方は?
オリンピック種目は、IOC(国際オリンピック委員会)が審査して決定します。
審査を受けるためには、以下のような条件を満たさなければなりません。
- 男子は75カ国、4大陸以上・女子は40カ国、3大陸以上で行われている
- 国際的な地位を持ち、少なくとも2回以上は世界大会などが行われている
上記以外にも基準がいくつもありますが、人気と知名度が高い競技なら、とりあえず審査を受けることはできそうです。
「競技を管理する団体がIOCに協力的」など、記載されていない基準もあるので、簡単には認められないでしょうが……。
過去のオリンピックで正式種目に選ばれていた面白い競技
eスポーツがオリンピックの種目になることは、特におかしな話ではありません。
eスポーツの競技人口は少なくありませんし、なにより過去のオリンピックでは、珍しい種目がたくさん選ばれています。
ここからはeスポーツよりも意外なオリンピック種目を、チェックしていきましょう。
伝書バトレース
1900年のパリ大会で、伝書バトによるレースが行われました。
オリンピックは平和の祭典なので、平和の象徴であるハトを使ったレースが種目に選ばれたのでしょうか?
ハト撃ち
……と思ったら同じパリ大会で、野生のハトを銃で撃つ競技がありました。
競技全体で、約300羽のハトが犠牲になったそうです。
芸術
1912年のストックホルム大会から1948年のロンドン大会まで、芸術を競う種目が行われていました。
絵画や彫刻、音楽など5つのジャンルで順位が決定されます。
著名な日本人芸術家も、たくさん参加していました。
ジュ・ド・ポーム
1908年のロンドン大会で、テニスの元となったスポーツ「ジュ・ド・ポーム」が行われています。
なんとアメリカとイギリスのみが参加し、アメリカの選手が金メダル、イギリスの2選手が銀と銅を獲得しました。
オリンピック種目に選ばれるeスポーツタイトルは?
eスポーツがオリンピックの種目に選ばれるために解決すべき課題は、「どのゲームで競うのか?」です。
そもそも競技タイトルが決められないと、審査を受けることすらできませんからね。
オリンピックの性質を考えると戦争や暴力、流血表現のあるタイトルを選ぶのは難しそうです。
またゲーミングPCが世界的に普及しているとは言えないので、モバイルのタイトルから選ばれるでしょう。
リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト
世界的なeスポーツタイトル「リーグ・オブ・レジェンド」のモバイル版が、「ワイルドリフト」です。
既に多くのプロチームがあり、初の世界大会も2021年に行われます。
数年後にワイルドリフトは、eスポーツ界をけん引する存在になっているはずです。
ハースストーン
ハースストーンは、デジタルのカードを使って対戦するゲームです。
日本での知名度はいまいちですが、これまでに1億人以上がプレイしています。
中国人の女性が世界大会を優勝したり、日本人のチャンピオンがいたり、ルールがわからなくても見所は多そうです。
クラッシュ・ロワイヤル
クラッシュ・ロワイヤルは、日本でも大人気のゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」の関連作品です。
3分間で試合が終わってしまうので、素早く状況判断や相手の戦略を判断する必要があります。
毎年冬に行われるクラッシュ・ロワイヤルの世界大会は、かなり注目度の高いeスポーツイベントです。
まとめ
オリンピックで、eスポーツが種目に選ばれる可能性はあるのでしょうか?
オリンピックでは、過去に珍しい競技がいろいろ行われています。
eスポーツの競技人口は少なくないので、可能性は「0」ではないでしょう。
eスポーツがオリンピックで行われるための大きな問題は、「どのタイトルで競うのか?」です。
競うゲームが決められないと、そもそも審査を受けられませんからね。
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