こんにちは、AZ3です。
ゲームをよくする人だと、Twitterにテンセント(騰訊)に関連するツイートがたまに流れてきますよね。
たぶんゲームに関係する会社なんでしょうけど、実際にどんな事業をしているのか、知っている人は少ないでしょう。
私もその1人だったので、テンセントがどんな会社なのか調べてみました。
実はテンセントは、日本に住んでいる私たちにも深い関りのある会社だったんですよ。
テンセントとは
テンセントは、中国の深圳市(シンセンシ)に本拠地を置く、主にインターネットサービスを提供する会社です。
ゲームの開発および販売や、LINEやFacebookに近いサービスの提供を行っています。
事業内容だけだと、テンセントは普通のIT企業のように見えますよね。
ですが近年では、会社の価値を表す指針「時価総額」が、常に世界の10位内にランクインしている巨大企業なんですよ。
テンセントは1998年に、ポケベルに関するソフトウエアを扱う会社として創業しました。
その後は、中国国内で大きなシェアを占めるSNSを提供していきます。
- 1999年「テンセントQQ」(月間8億人が利用)
- 2011年「WeChat」(月間11億人が利用)
ですがテンセントは、収益の半分以上をSNS関連ではなくゲーム事業で稼いでいます。
2016年にはゲーム事業の売り上げが、ついに世界1位になりました。
そういった点を見てみると、テンセントは世界最大級のゲーム会社とも言えますね。
世界最大級のゲーム会社「テンセントゲームズ」
テンセントゲームズは名前の通り、テンセント傘下のゲーム会社です。
そしてゲーム会社としては、時価総額で世界1位に輝いたことがあります。
テンセントゲームスの主力は、2015年にリリースした「王者栄耀」というMOBAタイトルです。
王者栄耀はこれまで2億人以上が遊んだゲームで、2021年現在も1カ月で300億円ほどの売り上げがあります。
王者栄耀は手軽に遊べるゲームシステムやビジュアル面が高評で、なんとプレイヤーの半数が女性です。
これまでゲームをあまりやらなかった層を取り込んだことが、大ヒットにつながりました。
また王者栄耀を海外向けに調整した「伝説対決 -Arena of Valor-」も、アジアを代表するeスポーツ種目になっています。
多くの有名ゲーム会社がテンセントの関連企業
テンセントゲームズ以外にも、傘下のゲーム会社はたくさんあります。
超有名なゲーム会社のいくつかが、テンセントの子会社もしくは出資を受けているている企業なんですよ。
- Supercell(クラッシュ・ロワイヤル、クラッシュ・オブ・クラン、ブロスタ)
- ライアットゲームズ(League of Legends、VALORANT)
- エピックゲームズ(フォートナイト)
- アクティビジョン・ブリザード(Call of Duty、ハースストーン、Overwatch)
- ブルーホール(PlayerUnknown’s Battlegrounds)
- ユービーアイソフト(アサシン クリード、Far Cry、レインボーシックス シージ)
- プラチナゲームズ(ベヨネッタ、ニーア オートマタ)
- マーベラス(牧場物語、ルーンファクトリー)
特にエピックゲームスは、有名なゲーム制作プログラム「アンリアルエンジン」を所有しています。
アンリアルエンジンは無料で誰でも利用できるのに、非常に優秀なプログラムです。
有名なゲーム会社でも、アンリアルエンジンを利用しているタイトルがあるほどです。
- ロケットリーグ
- ファイナルファンタジーVII リメイク
- 鉄拳7
- ストリートファイターV
アニメや映画の製作も!
近年のテンセントは、映画の制作にも力を入れています。
特に2017年以降は、ハリウッド映画の制作にも携わるようになってきました。
- 2017年 ワンダーウーマン
- 2018年 ヴェノム、バンブルビー
- 2019年 メン・イン・ブラック:インターナショナル
- 2020年 モンスターハンター
- 2021年 トップガン マーヴェリック
また中国の「漫画・アニメ業界」にも、テンセントの資本が大きく関わっています。
中国のアニメ市場は年間で3兆円を超えると言われ、なんと日本よりも大きな規模です。
中国アニメのクオリティは年々良くなり続けているので、市場はさらに大きくなるでしょうね。
まとめ
今回は、中国のIT企業「テンセント」を紹介しました。
テンセントは収益の半分以上をゲーム事業で稼ぐ、世界有数の巨大企業です。
テンセントは多くのゲーム会社に出資していて、業界全体に大きな影響を与えています。
またゲーム事業だけでなく、近年は映画やアニメの制作にも力を入れています。
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