英語の本を読んでみたいけど、何から始めれば良いのかわからない。
そんな英語多読の初心者にぴったりな本が、「Oxford Reading Tree(ORT)」です。
ORTは絵が豊富で語数は少なく、何より「読めた!」という体験がすぐに得られます。
しかも全国の図書館で借りられるため、英語多読を始めるためのコストがいりません。
今回は初心者向けにORTの特徴や図書館での探し方、継続に役立つ情報を紹介します。
Oxford Reading Treeとは?

ORTは、イギリスの小学校で広く使われている教材です。
ORTには以下のような特徴があります。
- 語数:約50語〜、徐々に増加
- 対象:英語初学者〜
- 特徴:絵が多く、文脈で意味をつかみやすい
- シリーズ:Stage1〜9まで段階的にレベルアップ
ORTを図書館で借りる方法

ORTは、多くの図書館に所蔵されています。
英語多読に力を入れていない図書館でも、ORTだけは置いてあるくらいです。
ORTの検索に使えるサイト
- カーリル:全国の図書館の蔵書検索
- 地元の図書館サイト:蔵書検索で「Oxford Reading Tree」と入力
ORTを借りるコツ
- 図書館の検索窓に「Oxford Reading Tree」または「ORT」と入力する
- 英語絵本や児童書のコーナーに置かれている場合が多い
- 書架番号や分類(例:837.7など)で探すと見つけやすい
- 図書館員さんに「英語の絵本でOxford Reading Treeを探しています」と聞くとスムーズ
読書記録テンプレートで継続力UP

英語多読を続けるコツは「読んだ実感を残すこと」です。
そこで英語多読を続ける際におすすめの方法が、読書記録テンプレートの活用です。
読書記録テンプレートでは、以下の項目を記録します。
- 書名や読んだ日付
- 理解度(100%で評価)
- 感想など
読書記録テンプレートは、無料でダウンロードできます。
同じような手書きのメモを、自分で用意し使っても問題ありません。
ORT頻出単語リスト教材(制作中)

現在、Oxford Reading Treeに頻出する基本語彙をまとめた「ORT頻出単語リスト教材」を制作中です。
ORTで英語多読を始める人は、ぜひ活用してみてください。
ORT頻出単語リスト教材(無料ダウンロード)
ORT頻出単語リスト教材の使い方
単語リストは、読書の前後に軽くチェックする程度がおすすめです。
読書中に確認すると時間がかかり、物語の楽しさが損なわれます。
まずは「読むこと」を優先しましょう。
ORTの次に読むべきシリーズは?

ORTを読み終えたら、次のステップとして以下のシリーズがおすすめです。
- Pearson English Readers(Easystarts)
- Oxford Bookworms Library(Starter)
- Cambridge English Readers(Starter)
- Foundations Reading Library(Level1)
これらのシリーズも、多くの図書館に所蔵されています。
まずは図書館で試してみて、気に入ったら購入やKindle版の利用も検討してみましょう。
まとめ|多読は「読めた体験」がすべて

英語多読は、最初の1冊で「読めた!」という体験ができるかどうかが成功の鍵です。
ORTはその体験を、図書館という身近な場所で提供してくれます。
まずは1冊、ORTから英語多読を始めてみませんか?
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